第440話

side 隆樹(竜真の兄貴)




夜、家の玄関がドンドン叩く音がする。



なんだ、こんな時間にだれだよ。


迷惑もいい加減にしてくれやと思う。




仕方なく玄関に向かい、穴から見ると


そこには星磨と星汰たち双子。




『なんだよ、こんな時間に。』



『愛月がいねえ!!!』



『はぁ?』



『竜真と悠太と3人でいたはずなのに

気付いたらいねえんだよ。』




なんか、バタバタ出て行ったような

音がした気がするんだよ。


と、言ってる双子。




『竜真が?愛月に連絡したのか?』



『つながんねえんだよ。』




双子から愛月の病気のことは聞いていて。


俺も兄貴も知っている。



ついでにいえば悠太の兄貴も知ってる。

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