第388話

side 瑠威




兄貴の学校の校歌を聴く。




本当は俺たちが歌うはずだった。


だから、来年ここでうたってやる。




産まれた時から、兄貴はいて。



俺は年子だから兄貴ではなく


友達みたいに思って過ごしてきた。




なにをするのも一緒で。



おそろいの服、色違いの服。


話す言葉も似ている時があった。




そんな兄貴が九州の学校へ行くと


聞いた、あの日。




俺はてっきり近くの学校に進学


すると思ってきたからビックリして。




でも、兄貴の決意は固くて。



中学を卒業して兄貴は九州へと


旅立っていった。

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