第382話
よっくんは最後までわたしの味方で
いてくれた。
ケンカした日も、泣いた日も。
全部、全部、味方だった。
『咲美愛の歌がききたい。』
『咲美愛、大丈夫。お前は死なせない。』
『俺が天国で咲美愛を守る。』
『だから、咲美愛は笑ってくれ。』
そう、毎日言ってくれた。
時間があるときは、よっくんに
歌を披露して聞かせていた。
よっくん、よっくん。
わたし、再発しちゃった。
守ってくれますか?
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