七夕の日の約束
第292話
入院して3ヶ月がたつ。
わたしのうまれる予定だった七夕の日は
病室できょーちゃん達と過ごした。
あれから、きょーちゃんは
しつこいくらい病室にやってくる。
"患者さん待ってるでしょ!!"
って何度も怒った。
でも、って言ってきょーちゃんは
引き下がらない。
わたしも引き下がれない。
"きょーちゃんは私の叔父さんだよ?
きょーちゃんの患者じゃないよ。"
渋々納得してくれたけど、この頑固さは
きっときょーちゃんからも
受け継いでると思ってしまった。
わたしが、いなくならないか不安
なのはわかるけど、もう大丈夫だだよ。
みんな居るから大丈夫。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます