第235話

side 奈保美



病院からではなく、恭吾から電話が鳴る。



いったい、なんなんだろう。


不安を胸に電話を取る。




『もしもし、俺』



『恭吾、うん』



『落ち着いてき聞いてくれ。

咲美の容態が急変した。』



『急変…?大丈夫なの?』



『すぐ病院にきてほしい。』



『わかった』




大変!大変と叫ぶ。慌てて用意する。

急変、急変したの、病院!!


もう言っていることはメチャクチャだ。



頭が混乱して何をいっているか

わからない。

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