第34話

ーーーーー1993年1月7日ーーーーーー


病院で裕貴にあってしまった。

そして妊娠を知られてしまった。


怒鳴られた、何考えてるんだって。

歳考えろやって怒っていた。


希美ちゃんのお腹も大きかった。

困惑させてごめんね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーー



ーーーーー1993年1月24日ーーーーー


ついに今日は裕貴が実家へと

やってきた。猛反対していた。


そんな歳の離れた兄弟なんて

言って怒ったまま帰って行った。


ごめん、裕貴ごめん。ごめんね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



私、パパの子どもじゃないんだ。

そっか、そうなんだ。


パパの妹なんだ。なんだ、みんな

知っていたのか、ははは。



大人って残酷な人間なんだね。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る