小さな貝がら~3~

第82話

それは

小さな息吹です

浜辺で

一人佇んでるけど


色鮮やかに

詩を奏でます

だから耳を澄まして

聞いて下さい


海の音色

聞こえますか?

波が静かな時も

荒い時も


私はその海にいて

遠くから遠くから

誰かに届くよう

きっと歌って

いたのでしょう


それは

小さな音色でも

届くよう

歌うでしょう


波に揺られながら

私はいつまでも

歌うでしょう


By 小さな貝がら

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る