次の世界

星が綺麗? そんな余裕はない

明日が来る前に眠りたい

月曜日の朝には魔物が住んでいて

どうせまた僕の邪魔をするから

髪の毛の先をかすったくらいの

関係ないあれこれは

僕にどうにかできない

どうにもならないこと

だけど飛び交う下劣な悪に

図らずも触れてしまったら

心が重くてあちらへ行けない

招待状はもう届いているのに

単純そうなことほど入り組んでいるし

大概の憧れは憂鬱のち記憶の彼方へ

変わりたい気持ちの半分は

今を認めてと叫んでいるから

結局みんな変われない

呼吸音だけが響く部屋で

それでも僕は飽きずに

人生を変えたいって

今日もそう思ってる

みんなが言うから至高だった

本当はそうでもないって

ようやく気が付いても

溶けきった後ではもう手遅れ

狂わされた感覚も

壊された入れ物も

繋ぎ合わせた端から簡単にほどけてゆく

だから崩れて形がなくなる前に

優しく繋ぎとめてくれる

そんな存在を今度こそ世界はちゃんと

用意してくれていますようにと願う

僕のためにそして彼らの為に それから

彼女達がどうか幸せでありますように

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