第65話

「愛結ちゃん、今日も可愛いね」



毎日そう、声を掛けてくれるこの人は私の直属の上司・・・谷川 真都



「//あっおはようございます。谷川主任」



「もう…マサトでいいよって前から言ってるのに…」



言いながら私の髪を優しく触ってくる



「///っ!!」



私はビクッと身体を震わせる事しか出来ない



「フフッ…他の男に触らせちゃダメだよ」



耳元で囁かれて顔を真っ赤にしてしまう



そこに「オイ」と、言う声と私を抱きすくめる腕



「真都、俺の可愛い妹に手を出すな」



「アユ、大丈夫か?」と、私の顔を覗き込むお兄ちゃん



「弘樹、毎日邪魔すんなよ」



「邪魔じゃねぇ、護ってんだ」



私の日常は絶対に普通じゃない

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