第15話

その日を栄に青のわたしに対しての態度が一変した



病院では椅子に座るのではなくベッドに腰掛け歯の浮くような甘いセリフを口にしたり



退院した途端、「一緒に住もう」「引っ越しだ」



大学へ通えるようになればどこに行くのも必ず一緒



終いにはバイト先まで一緒にした



両親曰く「今に始まった事じゃない」らしい



小・中・高…そして大学も全て、青がわたしに合わせていた



わたしはこれからも青の愛に包まれて過ごして行くのだろう



それも悪くない…そう思えた



「青…大好き」



わたしが言えば満面の笑みで



「俺は紫を愛してる」



倍にして返してくれる



これがわたし達の・・・




“恋愛小説”

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