第62話

彩・栞・紫音side



「楓ったら、『琴音と結婚する』って家族に宣言したのよ」



「嘘っ、湊も『鈴音と結婚するから跡は継げない』って。どこで聞いてきたのか、婿に入るみたいよ。家は別に継いで貰う必要はないから良いけど、吃驚よ」



「琴も鈴もそう言ってるの。渉が落ち込んじゃって…」



「ハハッ。渉も親バカね…まだまだ先の話なのに」



「でも、子供たちが結婚したら素敵ね」



「うん。凄く楽しいと思う」



「まぁ、あたしたちの子供だから真剣なんでしょうね」



「そうね。あたしも楓の頃には智くんと結婚するって決めてたわ」



「彩、栞…宜しくお願いします」



「「こちらこそ」」



「「「プッ…ハハッ」」」

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