第13話

俺は彩を抱き上げ歩みを進める



泣き顔を隠す彩



着いた先は純白のシーツが敷かれてるベッドルーム



そっと横たえ頬を濡らす涙を掬う



お互い会話もなく見つめ合う



彩が静かに目を閉じる



少し腫れた瞼にキス



ほんのりピンクに染まる頬にキス



耳元で囁く



『愛してる』

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