第89話
瑛「さっき、軽く触れたが紫音の母親の実家は所謂、任侠団体だ。それも、東でトップのな。お前も聞いた事あんだろう?」
「はい。確か今、跡目争いが起きてるんすよね?」
瑛「あぁ。現頭首の月井達也、まぁ紫音の爺ちゃんか。達也さんには1人娘しか、いなかったからな。」
「それが紫音のお母さん…音羽さんなんですね?」
瑛「そうだ。まぁ、昔話はまたにして…今、紫音がおかれてる状況を話すわ。紫音は今の所、月井とは無関係だ。ただ、調べたら簡単に足は付く、だから紫音と今すぐ籍を入れろ」
「えっ?」
瑛「紫音の伯父はもう日本に居ねぇ。そこからの足取りはもう消えた。ただ、紫音の戸籍は残ってる。誰が目を付けるかわかんねぇ。紫音が手に入れば・・・跡目に一番近ぇからな。」
「そうっすね」
瑛「まぁ、渉が無理なら、俺らの養子として籍、移したってかまわねぇが・・・どうしたい?」
「・・・俺は…俺が紫音と一緒になります。早いとかそんなん関係ないんで。でも、俺も紫音もまだ成人してないんすよ・・・」
瑛「フッ・・・その辺は任せろ。どうとでもなる」
「・・・お願いします。あっそれと・・・」
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