第28話

私は真菜ちゃんという彩斗の彼女の親戚にあった。

「八木真菜さんをご存知ですね」というと、案の定「もう手は出さないから助けてくれ」というので、何事かと思った私はびっくりした。そこにいたのは八秋さんで、「残念だけどこれから警察にいってもらおうかな。二度と彼女に近寄るんじゃない」という八秋さん。すると「警察だけは勘弁してくれ」というおじさん。すると八秋さんはこういった。「あんた若の下で仕事するってなら警察には黙っててやるよ」というのだ。そう八秋さんは「闇の番人」と呼ばれてるのは、闇につながりがあるからだ。若というのはやくざの若頭の事だ。すると、「わかりました。しますから」というと「もしお前が、堅気の女に手を出したら、若に殺されるから覚えておけよ」という八秋さん。

八秋さんは、よくこんな人の情報を集めては闇に連れまわす。そんなことで八秋さんは闇の番人と呼ばれているのだが、子供が大好きでケンカしてるって聞けばいってそのけんかの相手にも話を聞くというちょっとかわいい一面ももってるのだ。子供には絶対にやくざの道に進まさないのが、彼の優しさなのかもしれない。私は猫に紹介されたときから、この人のお兄ちゃんぶりが好きだった。今も好きだ。そうして私は誓約書を作成したのが無駄になったなと思ってると、八秋さんに千秋と呼ばれて、その誓約書を貸せというので、おじさんに「書け」といい、書かせる。「これでいいか」という八秋さん。「その誓約書だけではこいつはまた女の子に近づくかもしれないからな、後は安心しろ。俺がこいつを若のとこで責任もって預からせるからな」という八秋さんに「ありがとう」とお礼をいうと、八秋さんはおじさんに「行くぞ」といい、連れて行ったのだった。

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