ファン歴18年
第89話
バカ話に花が咲き、騒いでいるとー
ぐうわ~ん!ぐうわ~ん!
例のコアなファンが大声で、いきなり泣き出した。
「自分どないしたん?」
ツボ子が問いかけた。
「僕、本当に蛸橋さんに会えて良かったです」
「どれくらい前からファンなん?」
「18年前からです」
すげぇ~!ファン歴18年!
ちょっと怖いが…。
「それやったら、あたいの勝ちやで」
「だって太郎ちゃんと付き合って、今年で30年やもん」
変なとこで、張り合うツボ子であった。
「ところで、付き合ってるあたいが言うのも何やけど、なんでファンになったん?」
「話せば長くなります」
「ええよ、こんな時しか聞かれへんのやし教えてや」
「…はい、わかりました」
「実はー」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます