長い取り調べ

第83話

~2時間後~




「あっ太郎さん!大丈夫でしたか?」




「くそ~!」




「酷い目に合ったよ!」




「心配しましたよ」



「有難う、次郎」




「あの警察官しつこくてさ」




「何でも俺を無差別通り魔だと思ったらしくて」




「ギターを武器に暴れてると勘違いしやがってさ」




「確かに見えなくも無いですからね」




「次郎まで!」




「ご・ご・ごめんなさい…冗談ですよ冗談…」




「まぁいいや」




ホッとする次郎。




「それでよ、何回言っても信じてくれなくてさ」




「もう、大変だったんだよ」




「なんつ~のかな、人を見かけで判断するんだよな」




「おい!次郎!聞いてるか!」




「太郎さん、あれ」



そう言って、次郎の指さす方を見るとー

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る