1人で2人分

第44話

延長時間が終わった。




歌った歌った。




満足満足。




あ~スッキリした。



幸せ者は、ストレスを1人カラオケで、いつも発散しているのであった。




さぁ、帰るとするか。




精算しにいく幸せ者。




ワザとらしくー




「結局、あいつ来なかったよ!」




「あぁ大丈夫!2人分払うから」




そう言って足早に、支払いその場を去るのであった。




幾ら、昼間のカラオケBOXの料金が、安いからと言って、1人カラオケをカモフラージュする為に、2人分払うなんて…。




1人カラオケより、恥ずかしい事をいっぱいしてる癖に。




変なところを恥ずかしがるね。




よく来てる訳だから、店員も感づいているのだろうけど、売り上げになるから、そこは敢えて突っ込まないのでしょう。



間違い無く、店員の中では噂になっている名物おやじ。

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