「本当に独りで平気？」

学校から駅までの距離はあっという間に着いてしまうのだが、今日の瑠璃は光君との待ち合わせ場所に行く為に、私と地下鉄のホームにいる。

私の方が先に降りる事になるけれど、瑠璃はマンションまで着いてきそうな勢いだ。

まだ瑠璃には、一度もヘヤニ上がってもらった事も無い。

私も、瑠璃と光君の住むアパートには一度もお邪魔したことが無い。

特別理由があるわけでは無いのだけれど、何となくそこは踏み込んでいない。

かと言って、仲良しじゃないとか、上辺だけの友達とかでも無いからね！

親友だから！

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