第28話

何時もの様に慌ただし年末迎え、慌ただしまま正月になり…




「杉本!はやくはやく」


俺の姿を見つけるなり催促がかかる。


あっという間に正月がおわりアイツの兄が成人式だって日に、なぜか俺も呼び出されている。


女の人なら振袖とか、写真良いだろうけど、なんでヤローのスーツでわざわざ招集かけられた?

あれ?そう言えば今年じゃないよな…


来年だろ尚人さんの成人式は…


それにここ、ホテルの何とかの間ってとこだよな…


なんかあるのか…


制服で良いと言うから、何時もの制服姿だけれど…


俺の視界にいるアイツも制服姿だし…


手招きしている後から荻野も顔を出している。



「もー遅い!」


と、言われながら中へ入れば…


ああ!


そう言う事か!


アイツの喜んだ顔を久々見たな。


南米へと行っていた神崎氏とその隣には、あの時のあの人…

良い印象を俺は持っていないが、あれからアイツは距離を詰めてきているはずだ。


「新郎新婦よりも遅いってどう言う事よ!」


さっきから、小言を言われっぱなしではあるが…


その場に荻野の親父さんもいる。


「もー!杉本はやく!写真撮るよ」


「はいよ!」




独りのクリスマスイベント~fin~

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