6

「また会えたね」


悪魔に睨まれた後にその言葉が降り注いできて、やっと生きてる心地を取り戻した。


しかし、どうして双子だと言うのに、こうも真逆なんだろう…


海人という人が黒だとすれば、北斗さんは白だ。

そもそも海人という人が俺を睨むのはどうしてなのか…


「おい、北斗さっさと帰るぞ!」


既に海人さんは、黒塗りの車では無く白のベ〇ツの後部座席に座り窓下げて叫んでいた。


この場に真っ白の車…


嫌、そのかなり奥の方には、優希さんの真っ赤なフェ〇ーリもあるのだから、まぁなんだか、自由なんだ。

俺は車の価値は良くわかんないし…

ただ、高いって事しかわからないけどさ…


「あのさ、携帯今ある?」


北斗さんとメッセージアプリでのID交換をして、北斗さんは帰って行った。

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