二章 初!

17

スタジオに入れば、まだ数人見た事もない機材をセッティングしている。


谷田さんはその人達の中へと、行ってしまう。


スタジオの入り口で、立ち尽くしていた私を見た女の人が


「亮!彼女で良いの?」


って…


何やら話し込んでいるんだけれど…


なんの説明もなくその場に入る事さえ躊躇っていた私は、帰りたい気持ちと、なんで来ちゃったんだろうって気持ちが膨らんていった。

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