第42話

「いーっぱい作ってもすぐなくなるんですよ」



「まだまだ、育ち盛りだからねー。奴ら」




凛さんは"黒豹"の初代総長の奥さんだ。



そして現"黒豹"の姉的存在。



毎日のことなので、皆、朝ごはん代を出すと言うんだけど



『ガソリン代にまわしな』


と言ってくれる肝っ玉お姉さん。



皆、凛さんには頭が上がらない。




「あっ、そうだ。今朝変わったことなかった?」



「変わったこと?」




凛さんの突然の問いに首を傾げる。



変わったこと…。



麻也のこと以外思いつかない。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る