第23話

「心配ない」



「ほぇ?」




言われた言葉に八雲さんの方に視線を戻すと、優しく微笑まれた。



そのあまりの色っぽさに腰が砕けそうになる。




かっこよすぎる!!

八雲さんてば!!




「ここ2、3日あんな感じだ。まぁ、ここまで酷くはなかったが」




そういえば蓮くんもそんなこと言ってたな。




「お前が悪いわけじゃねぇ。麻也が相談してきたら聞いてやればいい」




タンコブは避けて、あたしの髪をすきながら言う八雲さん。



大好きな人に子供扱いされるのは悲しいけど、素直に頷く。




「はい」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る