兎にも角にも

第20話

ふと 私は気がついた

喉が酷く渇いてた


流し込むと冷たく

ほっと息をつき


やっと我に返ったかの

ごとく


体の中に伝わるしずく

とても心地よい


忙しく一日が流れ

一時の至福


また今から

いつものように


夕飯の支度に追われ

言う事の聞かない

子供を怒鳴り


またいつものように

同じ時刻刻んでく


当たり前だけど

これを幸せと呼ぶのか


明るく灯を灯し

温かいご飯と

温かい我が家にする


それを

主婦の宿命と言うのか


この人とやって行くと

決めた日から

これが私の役目なのか


兎にも角にも

頑張ろう💪


By 小さな貝がら

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