第53話
「二人がその通りなのとたぶん近いものですよ。アスラットさんのことを気にするなと言うキセキさんの心は。ただ、忘れてはいけない。この哀しみを…ね?」
「ああ」
「はい」
スルムとサナトレは強く一つ頷いた。
「それじゃあ、寝よう。体力温存」
キセキは毛布を被った。
「お、俺様火番するから、アリウス寝ろよ。明日一仕事あるんだから」
「では、寝ますね」
「次キセキな~」
声を掛けると任せとけというように、手をひらひら振ってきた。
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