第35話
スルムはサナトレを見た。
「あれが本音だとしたら…あいつはいつからサナトレを好きだったんだろうな?」
そして呟くように言う。誰に問うでもなく。
「あれって?」
「俺のとこまで聞こえてたんだ…。サナトレにははっきり聞こえてたよな?」
静かな声音にサナトレはわからないと首を傾げた。
「あの時、サナトレはキセキに助けを求めた。アスラット残念て言ったろ?俺じゃねぇのって」
「あ…!」
「本当に追い詰められると、人間て結構本心でるから」
小さく苦笑いするスルム。
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