第28話

…夢じゃねぇ


「なん、で…、笑ってんだよ?俺は笑えねぇよ…」

声が震えた。俯いて握りこぶしを作る。


今にも、「ジョーク!」など言いながら起きてきそうなくらいに、微笑んでいるから、現実味に欠けた。


「怖いくらい穏やかですね…」

アリウスの静かな声。

「具合悪くないですか?」

「ない…」

「…そうですか…」

俯いたまま答えると、アリウスはサナトレを起こしにかかった。

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