第22話

「ッ――」

スルムの顔が悲しみに歪む。

アスラットは次にキセキの服を掴んだ。


その手をキセキがしっかり掴む。

「足しに…なっただろ?」弱くつむがれる言葉。

「ばか野郎…こんな…こんな足しいるかよ」

確かに旅の始めにそんな会話があった。


「アリウスさん!アスラットを助けて!」

サナトレがアリウスにすがり付く。

「…すみません…」

アリウスは項垂れた。


「サナトレ…泣かないで」

伸ばされた手を掴んで、サナトレは声を上げて泣いた。

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