第166話

「私はオクオリじゃ!」

風圧で女に対面するように居たスルムの髪やマントが揺れた。

スルムも一旦距離を取る。

接近戦は苦手だ。


「なんで退いた!?」

「じゃなきゃ、剣が折られてたんだ!!」


女を見据えたまま、アスラットとキセキが剣を構え直す。


「サナトレ、守りに専念して!」


指示を飛ばして、アリウスが駆ける。スルムを一瞬見た。


お、俺!!?


戸惑いながら、クロスボウをセットした。

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