第56話

その後すぐに、楓もAのトランプを揃えてピースしてた







「やってらんね!」






隼人がトランプを投げ…れてない








目にも留まらぬはやさで、楓が手を抑えてる







「あれー?隼人逃げるんだー」







「お前…男じゃねぇのな」







「てことは、波流ちゃんの勝ちだね」







「情けねぇ」







楓は見たことないブラックな笑顔、叶斗は呆れた顔してて、裕も口を抑えて笑ってるし、永久は真顔で言ってる






煽ってるなあれ






隼人は…ぷるぷる震えてる








「別にあたしは辞めてあげてもいいよ

言うこと聞いてね?」







プツンって音が聞こえたと思ったら







「あ????やるわぼけ!!!俺こそ男の中の男だろっ!!!!ふざけんじゃねぇぇぇ!」







叫んだと思ったら手を振り払ってあたしのトランプを目視してる

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る