振り向くと、さっきの無表情とはうってかわって、眉間にシワがよりまくってる

「なに」

「俺たちのそばにいろ」

こいつ…永久って人の話きいてるのかな

ため息をひとつ吐く

「だから」

「終わったら好きにしていい」

終わったら？

羅刹との喧嘩？

それぐらいならバレないかな

いやいや、でも

「波流」

今度は叶斗が口を開く

「関係ないのに巻き込んでごめん

でも、波流が傷つくの俺見たくないからさ」

弱々しそうに笑う

叶斗が悲しそうにしてたらあたしもやだな

「わかった、叶斗が言うならそばにいる

でも、終わったらすきにするから」

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