第7話
「大学行くの?」
「うん。跡継ぎ僕しかいないから」
「二人は?」
「俺はアメリカ行って叔父のサポートする」
とユウヘイ。
「俺は検事」
とコウヘイ。
ユウヘイはすっかりエイジの影響を受けていた。
サトミ一家全員に瑠利はエイジを除き何度も会っていた。
周知の中というやつだが、エイジは年に数回帰省するのみでタイミングが合わず、二度ほど見ただけだ。
初見の挨拶を交わしたとき、「君が噂の三上嬢かー。まーショウヘイをよろしく頼むよ」軽い口調で嬉しそうに笑っていたが、
サトミ家の誰よりも独自の雰囲気を持った人だ…
と感じた。
ショウヘイにそれとなく言うと、
「そうだね。…色々抱えてる人だから」
困ったような笑みで言うので抱えている物まで聞く勇気はなかった。
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