第17話

エイジはマイホーム向かい車を走らせていた。


♪!♪!♪!♪!

ド派手な着メロが助手席で鳴る。


開かずの交差点。と呼称しているところは、とにかく信号待ちが長かった。

横断歩道に信号機はついていないのに、車道にはしっかり信号機がついていて、横に警察署があるので、信号無視も迂濶に出来なかった。

エイジは信号待ちの間に電話を返した。


『エイジ?』

「美羽ですぅ」

作り声に相手が噴き出した。

『四ッ谷くん、タオル!染みになるー!』

焦る相手の姿を想像してエイジも笑う。


また無精髭でフルーツ牛乳飲んでたな?


『笑い事じゃないよ。死活問題だ!』

「知らねーなー…アマトウノ」

『やめてくれる?そっちの政府に掛け合おうか?』

「んな権力争いするために電話したのか?」

『また持ち越しかぁ…』

チュー、ゴポと音がした。


こらこら…一息つくな!


『うんハヤテが困ってる?迷ってる?んー…俺たちの名前が何故カタカナなのか詳しく知りたいって』

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