第14話

「ゆう子さん、謝ることは何もありませんよ。私こそ、こんな身で…。しかし、私は…私は貴女といたい。…バツイチとかは関係ありません。今、貴女はどうしたいですか?」

突然で少々強引とも言える告白。

『私も…サトミさんといたいです』

誰も見ていないのに気恥ずかしくなり苦笑いをそっと浮かべた。

「…子どものことは、結婚してから、考えましょう?」

『……なぁに泣きながら無言で頷いてんのぉ?相手誰?』

聞き慣れた、けれど少し驚いたような声にまた苦笑いをする。

『プロポーズされたの』

『誰!?』

『サトミさん』

『本当~!?あらぁ!』

やり取りが可笑しくて笑いながら、

「ゆう子さん、また後日、改めて…」

言うと『はい。ご、ごめんなさい。騒がしくて』

「いえ。おやすみなさい」

『おやすみなさい!触らないでょっ――』

通話が途絶えたのは、ゆう子から切ったため。


南さんがお義母さんかぁ…中々楽しくなりそうだ


携帯を見つめてハヤテは微笑むのだった。

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