第37話

私だって自分が体験しなければそんなこと信じない。



このままじゃ2ヶ月後に死ぬんですって、言えば頭がおかしいって目で見られるに決まってる。



誰にも話したことのなかった紅竜の本当のこと。

素性を知らない男3人に情報を明かしてしまったことで、内心死ぬほど焦っている。




姿を消した私に、紅竜の姫が苺だと広まってしまえば情報をバラまいたのは私だってことになるから。


どうしようと顔を真っ青をにしていると、シルバーアッシュの男に名前を訊かれた。



「…芹沢、柚です」



渋々名を告げると満足げな顔をした目の前の綺麗な男。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る