第18話
苺と肩を並べて歩いた先にあるのはバイクの修理屋さんで、私の役目はここまで。
このお店は紅竜のOBの人がやっていて、学校から川崎と苺が一緒に帰ったら騒ぎになるからこうして離れたところで待ち合わせをしている。
そこに私が送り届けるという訳。
「苺」
「川崎君!」
先に来ていた彼に嬉しそうに抱き着いた苺。
私には…もう用はないからさっさと帰れ、とでもいうような鋭い彼の目に睨まれ踵を返した。
「苺、またね」
と言っても彼女から「またね」「バイバイ」といった言葉が返ってきたことはない。
「アンタも可哀想に。妹が卒業するまで影として使われるんだから」
「逃げようなんて考えない方がいい」
もと来た道を戻っていたら、コンビニの袋をもって目の前を歩いてきてそう言ったのは島と広瀬。
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