第74話
カサブランカは長いため息を吐いた。
「すまなかったね」
「いいわ、このくらい」
「……戻ったんだね」
振り向いたカサブランカと目が合うと、レッドはにこっと笑った。
頷いたあと、
「商売上がったりだよ……今夜は休業だわさ」
顔に付いた返り血を拭きながら、またため息を吐く。
「お客、放ってきたの?」
「これから仕事だった。銃の音で、あんたん家だとわかって。アリアかい?」
「銃?私は撃ってないわ」
「俺だ」
二人はサリッシュに向く。
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