第46話

「え?」

殺那的に映像が光ってレッドは振り向いた。


オルゴール…………

……と男の人――


微かな血の匂いが鼻先を掠めて呆然となる。

「…いらっしゃい…ませ…」

未だりんりん鳴っているドアの鈴を見詰めたまま口を動かす。


立ち尽くしていると、

「ムーンちゃん?」

客が怪訝な顔をした。

「っ!あ、アタルさんは三番テーブルですよね」

レッドは取って付けたような笑顔を作った。

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