第22話

「アリー…僕と魔王の所へ行こう」


怖くて廊下へ後退った。

「ぃ、行かない。父さん…」


「見ればわかるだろう。死んだんだよ。今、僕の目の前で…そのトリカブトの毒で」


僕は握っていた薬草を捨てた。

「…狭心症に…効くんじゃないの?」

「勉強不足だよ。毒は素晴らしい」

兄さんが眼鏡を上げる。


僕は兄さんほど近視ではないから、普段はかけてない。


「どうして毒を飲んだの?」


ニタリ…

唇が歪む。

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