第74話
お会計を終わらせて、私の前で立ちながらアイスを口にして、「美味いー」って言いながら食べてる。
「…菜穂ちゃん、沖縄旅行で百崎アヤメに嫌がらせされた後のこと知らないでしょ?
気を失ってたし」
「はい…」
「あの時亜夢ちゃん、菜穂ちゃんの為にめっちゃキレてた」
— 「菜穂ちんに何かあったらあんたのこと絶対に許さないから!」
「百崎アヤメに殴りかかりそうな勢いでホントに凄かった。
でも、菜穂ちゃんのことを本当に大切に想ってて、いい子なんだなーって思ったんだよね。
友達の為にあんなに真剣になって」
「知らなかったです…」
そんな事あったなんて、亜夢は言わないから。
「元々ノリもあっていいなーとは思ってたけど更にいいなーって」
「し、真剣なんですよね?」
「うん?本気で好きかも」
サラッと私に答える。
「なんか、玲央と菜穂ちゃん見ていたら。
本気に恋愛するのも悪くないかなーって」
「え?」
「ご馳走様」って言いながら泉くんは店を出て行く。
「あ、待って!!」
泉くんを追いかける。
「菜穂ちゃん?どうした…「あの!お願いがあるんですけど!!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます