第68話

「?誰が??」


竜ちゃんが指さすのは、テレビに映っている玲央。


「あ、う、えっと…。最近は映画の撮りが忙しいみたいで…来てない。」


「何か挙動不審だな。お前」


「そんな事ない!」


竜ちゃんから玲央の名前が出てくるとは思ってなかった。


「何かあった?」


「な、何もない!!」


私の右頬に竜ちゃんの手があたる。



「りゅ…」


「なんか、雰囲気変わったな」


ドキドキと心臓が早く動く。


「顔、洗ってくる」


その場に居ずらくなって洗面所に行く。


「はぁー…」


鏡に映る自分を見る。


「顔赤…。

ずるいなー、私」

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