第33話

そんな有名なの?


どっかの暴走族?


それならさっきから思ってたけど金髪男が頭か。なんか、周りの奴等とオーラが違うし。


あ、もしかしてコイツ等上に立つ者たち?



「…分かった。俺は新藤しんどうゆう



そう言うと金髪男…ではなく、新藤裕は後ろにいる彼等に「お前らも言え」と言い、私を彼等の目の前に連れてきた。



私の腕を放して、彼等のところに戻る新藤裕。


「お前から言え。慧悟けいご


それから次々と名前を言ってきた。


「へいへい。…俺は斎藤さいとう慧悟」



坂井さかいあきら。よろしく」



「俺はー牧野まきの竜雅りゅうがだよ、よろしくね☆」

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