第95話

どうせ考えてもきりがないから頭の中でさっきの出来事を買ってきた飲み物と一緒に消し去る。


しばらくするとチャイムが鳴りHRが始まった。



今日のHRの内容は教科員、委員会を決める。


別に私はなんでもいいかな。余り物にしよ


担任が次々と委員の名前を上げるたび手が挙がる。


「……ねえ西山さん、一緒にやらない?」


このクラスの中で派手な女子集団の1人が私に尋ねてきた。


左斜め前にいる明るい茶髪ストレートのガッツリ化粧をしたその女子に少しだけ眉間に皺が寄る。

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