第3話
…まあ、いっか。
いつか思い出すかもしれないし、
もしかしたらただの夢かもしれないよね。
「…―――早く起きないと遅刻するわよー」
布団のなかでもぞもぞしていると下からお母さんの声が聞こえた。
春先の寒い朝はなかなか布団から出るのが難しい。もっとぬくぬくしてたい欲がでる。
だけど今日は大事な日だからちゃんとしなくちゃ。
頑張ってベッドから重い身体を起き上がらせ、ゆっくりとした足取りで壁に掛けてある真新しい制服を手に取った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます