第94話

『秘密』


香くんに向かってニヤッと笑みを浮かべた。



「教えろよ。俺等の仲だろ?」


あたしと同じ怪しい笑みを浮かべた。



どんな仲だよ!



あんたが言うと怪しい関係に聞こえるよ!



でもまぁ、教えてやってもいいかな。




『しょうがないな~。聞いてびっくりするなよ?』




あたしは香くんのいるカウンターに近づき座った。



『まずは昨日の事から話すかな』




あたしは香くんに昨日あった出来事を話した。




「はぁぁあ?!そんな事があったのかよ!」



予想以上に驚いた香くん



その反応を見て思わず笑ってしまった。



『ハァ~。香くんの反応はやっぱ面白いわ』




「で?その事と海鬼とはどういう関係なんだ?」



瞳をキラキラと輝やかせながら言った。



そんなに、知りたいんだね

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