第75話

「何かあったら、呼べよ」



矢雄斗はあたしの頭をクシャと撫でて自分の部屋に行った。



自分の部屋の前でポツンと立つあたし。



もっと何かあるんじゃない?普通




まぁいっか。




あたしは自分の部屋の襖を開けた。




おっ…おぉ。



これが部屋を見たあたしの第一声



いやいや。これは驚くに決まってる。




だって、部屋中白で埋め尽くされてるんだもの。




下を見ても白



上を見ても白




この部屋で食べ物は食べれないね。




特にカレーライス。





あんなの食べたら部屋中茶色になっちゃうに違いない。




気をつけよう。

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