第18話

イヴはカッとした。



レイリードは、

怒りはしない。



たかだか紅茶一杯で。


彼は見下して馬鹿にしていたのだ。




一人、汗を流し働くイヴを。

一人、無我夢中になっているイヴを。





「最低だねあんた!」




イヴは拳をきつく握り締めた。




「外道に堕ちた犯罪者に、最低呼ばわりされる覚えはないがな。

ま、せいぜい労働を頑張ってやりたまえよ」




レイリードは冷たい微笑でイヴを突き刺した。




イヴは唇をギュッと噛みしめてレイリードに背を向けて、

労働に従事した。



その頬に

一筋の滴が垂れた。




──何も、

何も知らない癖に──

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