第28話
次の日の朝、私は7時に起き、シャワーを借りようと下の階に降りた。
やはりマスターは、まだ起きていなくて、
私は鉢合わせしないように、急いで脱衣所に入った。
すると、小さなメモ紙がいろんな所に貼られている。
『タオルはここ』『ドライヤーはこの中』『シャンプーリンスご自由にお使いください』
そして、『爪の怪我に沁みないように使って下さい』と、ビニール手袋が置いてあった。
マスターの気遣いに感謝し、私は手袋をはめ、浴室に入った。
すると、棚に並べられたシャンプーが目に付いた。
南さんがいつも買ってくれていた、シャンプーがそこにあった。
マスターの物を、わざわざ南さんが買っていた事を知り、
マスターの見た目や性格を含め、私は『マザコン?』と、思ってしまった。
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