第2章・学園LOVE

④Pack・恋と発情の違いとは!?

第125話

重い・・・



重いよ・・・



自分の背中ですやすやと寝息をたてるみるくを、ジローは今までこれほど大きな存在に思ったことはなかった。




確かに、彼女が欲しいって思ったけど、

元は牛だし。

あんな風に真剣に言われると、なんか…怖い…と思ってしまう。




なんか、もう、

みるくのいない遠い世界に行きたいなぁ。





『遠い世界に行きたいの?』





「おう。みるくのいない遠い世界に…」






『へぇ、じゃぁ、君のためにせっかく人間になったみるくさんを裏切るんだ?』






「裏切るってなんだよ?俺はさぁ、牛なんかに彼女になってくれなんて頼んだ覚えはねぇ。」






『酷い奴だな。あんな優しい人をそんな風に思ってるんだ?』






「あー?なんだよお前、さっきからよぉ。誰なんだよ。」






ジローは自分が真っ暗闇の中にいることに気付いた。





「てか、ここ何処だ?」






『今さら気付いたの?』



声の主はクスクス笑いながら暗闇から姿を現わした。




「蔵田!?」

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