第98話
きっと、彼の心の中じゃみるくが獲物として確定してしまったに違いない。なぜなら、タケルには彼氏がいようが想い人がいようが関係ないからだ。
「一応念を押しとくけどね、みるくはやめといてよ。マジで。このコはあんたが軽く遊べるような女とは違うの。純粋なコだから。判ってる?」
タケルはギクッとなった。
「お、おう。」
ナツキは大丈夫かな?という目付きでタケルを見ながら言う。
「ジローから返信はあった?」
タケルはケータイを取り出し着信を調べた。
「ねぇな。」
「ふぅん。じゃあ、みるくのジローと、あのジローは別人だったのかな。」
みるくは心の中で祈っていた。
ジローくん…
「そんじゃあ、どうする?オレはここでジローと待ち合わせしてるんだけど。」
「じゃあ、うちはお母ちゃんに飯を持って行ってやらんといかんから、行くわ。」
と、ナツキはみるくの手を握った。
「あ、あの、みるく、ここに残る。」
みるくは自分を連れて行こうとするナツキに言った。
「え、でも…」
ナツキは心配だった。軟派のタケルの側にみるくを置いておくのは。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます